アーカイブ | 11月 2016

  • 頭皮の炎症は医療機関を受診し抗真菌薬で治療する

    脂漏性皮膚炎は、湿疹の一種で、頭皮や顔などの皮膚分泌が盛んな部分に湿疹ができる皮膚の病気です。 最初の現れる症状は、赤くなったりかゆみがあることもあります。頭にできると、ふけや抜け毛の原因となり、そのまま治療せずに放っておくと、においを発生させる場合もあります。 皮膚がかさかさになりかゆみを伴うため、アトピー性皮膚炎と間違えられたり、ニキビと間違う場合があります。 この脂漏性皮膚炎の原因は、遺伝的な要因や環境的要因、ストレスなどが関与した多因子疾患と考えられていますが、主な原因として、マラセチアというカビの一種が関係していると考えられています。 このマラセチアというカビは、皮脂を栄養としているため、皮脂分泌の多い頭皮に炎症を起こすことが多いと考えられます。 脂漏性皮膚炎には、抗真菌薬が効果的です。 中でも、ニゾラールは保険で使用が認められていて、ステロイドに比べると副作用が少ないのが特徴です。 ステロイド外用薬は、薬を注しした後に症状が再発しやすいともいわれていますが、抗真菌外用薬では、中止後も再び症状がでるまでの日数が長く、再燃しにくいというメリットがあります。 脂漏性皮膚炎の原因として、従来はホルモンバランスの乱れやビタミンB不足、洗顔や洗髪によるものなどが指摘されていましたが、直接的な原因は、カビであることから、通常のフケ用シャンプーだけでは対処できないこともあります。 症状が軽度の場合でも、炎症やかゆみなどが続く場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。 頭皮に症状がある場合には、低刺激性のシャンプーや、抗真菌剤のはいったシャンプーもあるので、医師や薬剤師に相談してみるとよいでしょう。 また 治療薬は、体質や皮膚の状態によって、あわない場合もありますから、1~2ヶ月続けてみて効果が現れない場合や悪化する場合には、自己判断で中断せずに、医師に相談することが大切です。